中学受験が終わりました・・・

9月に開校してからあっと言う間に年が明けました(^_^;)

バタバタしてブログも全く更新出来ず、「もう潰れたん?」というお声がかかるようになってしまいました。

こりゃいかんということで久々の更新です、まだ潰れていません(-_-;)

12月に入り冬期講習が始まり1月は中学入試とセンター試験がありました、そして今月は私立高校の入試があり、これがバタバタの最大の理由です。

中学入試は当校からも数人の小学生が挑戦しました、1名が残念ながら桜咲かずでしたが他は全て第一志望校に合格しホッとしています。

今日はその中学受験のお話を少し・・・・

毎年の光景ですが、中学入試の合格発表の光景はある意味壮絶な光景が展開されます(>_<)

合格した子が狂喜乱舞している横で不合格だった子が号泣している様などは日常茶飯事です。

高校入試ですと、受験生は中3生ですから多少は他人に対する配慮を持っている年齢ですが、小6だとそこまでの思いを持てないのでしょう。そういう光景も手伝って落ちた子は余計にショックが大きくなるんでしょうね。

たしかに中学入試の受験勉強は大変です、小学校の履修はほぼ5年生か6年生の途中で終え、その後中学入試独特の単元を学習しなくてはなりません。ましてや他の子が校庭や公園で遊んでいるのを横目に塾に通ったり自宅で勉強する訳ですからその結果が苦労に伴わないものであればそのショックは計り切れないほど大きくても、それは納得出来ます。

ですが、コンクリートの壁に拳を叩きつけながら泣いている子、その場に座りこんで人目を憚らずに号泣している子、そんな子供達を見て「これって正しい姿なのか?」といつも思ってしまいます。
どう考えても健康的とは思えない・・・

ですから、せめて肩にのしかかった挫折感を塾の先生や親、つまり回りの大人がそれをきちんとカバーして払拭させて上げる役目を持つ義務を持つべきだと思っています。

それどころか、四つん這いになって号泣しているお母さんの姿も見ることがあります。
そういう親を見ると「あんたが泣いてどうするねん!早く子供を慰めてやらんかい!」と説教しそうになります・・・・

中学受験に失敗したが為に性格が変わってしまった子、大きな失望・挫折感から目標を失いそこから転落していった子など受験の悲哀の狭間に落ちていった子供の例は枚挙に暇がありません。

でもよく考えて見て下さい、彼ははたかだか12歳です。
12歳の子供に人生が終わってしまうかの如く挫折感を味あわせるのが大人の役目でしょうか?

大手塾だと「必勝」と書いたハチマキを巻かせ「まわりは全て敵や!」などとハッパをかけ朝から晩まで勉強漬けにするのは当たりませです。
しかも、このハチマキはタダではありません、数千円という驚く価格で売りつけています。
甘いと言われればそれまでですが、私にはこういう真似はとても出来ません。

勉強は自らの意志で自らが課した目標に向かって努力してこそ尊いと思っています。

ちょっといい格好をし過ぎかも知れませんが、「自らの意志」というのはどうしても譲れません。

そして、その道に沿って指導するのが塾の役目だと確信しています。

また、場合によっては受験を見送らすのも塾の仕事のような気がしています。

さりとて中学受験に失敗しようと成功しようと、彼らが普通の小学生以上にやってきたことは間違いなく彼らの財産になっているはずです。
また財産にしなければならないのです。
ですから、受験に失敗したら全てが無に帰すのではなく、今度はその大きな財産をどうやって活かすかを考えさすのが私の役目です。

12歳の挫折などこれから先の長い人生を考えればどうってことはありません。
「中学受験を失敗してもそんなのは挫折の内にも入らない!」と私は子供に言い切ります!

多少元気付けの意味もありますが、まさしく本音です。
これを受験勉強真っ盛りの時期から子供達に言い続けていきます。

「夢を持ち、目標を持て!その為の中学受験や、でも落ちたからと言って夢が絶たれるなんてありえない。その時は少しやり方を変えたらいいだけやねんで!」

こうして叱咤激励しながら勉強を進めています。

このやり方が正しいのかどうかは分かりません。

ただ・・・・子供達を大人が作った仕組みで潰させてはいけないと思っています。

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