国語力・・・

先日、中学3年生の英語の授業をしていた時のことです
”I am study English.”なんて平気で書いてるので
「動詞と動詞は原形では絶対に並ばないって何度も言ったよね、amとstudyは動詞だから同じ席にはつけない!だいいちこれだと「私は英語を勉強しますです」になるやん!」
と説明したあと同類の問題をさせると
”You are play baseball.”

わちゃ~、人の話を聞いてるんかいな・・・

「また動詞と動詞を原形で並べてる、じゃぁこの文章で動詞はどれ?」
と聞くと
「う~んと・・・areと・・・」
「それと?」
「・・・You!!」

ばたっ・・・とこけた音(-_-;)

もしや?と思い

「”私の家は大きいです”さてこの文章の中で動詞と形容詞はどれ?」

「う~~ん、”大きい”が動詞で・・・・」

その時点で説明を諦めた私は小学生の文法のテキストを引っ張り出し、動詞・形容詞・副詞・助動詞などの説明を始めることにしました。

「母音が”う”で終わるのが動詞で、”い”で終わるのが形容詞で・・・」

実はこれ、私が小学生の授業で教えていることなのです。

笑い話のようですが、動詞と形容詞の区別がつかない中学生は決して少なくありません。そんな生徒に現在完了や分詞構文を理解しろと言う方が無理なのです。
まずは小学生の文法を理解してもらう必要があります。

ですが、さすがに小学生と比べて理解力ははるかに高いので比較的簡単に理解してもらうことが出来ました。
ここでやっと英語の授業の再開です!

「動詞と動詞は並べられないから、どうしても並べたい時に不定詞や動名詞が登場する訳や!」

小学校は勉強しなくても卒業出来ますからどうしても基本がおろそかになっています、ですが小学生の国語力は必ず中学の学習では欠かせないものだとお考え下さい。

英語の場合、点数の上がらない生徒はどうしても単語の暗記などに目が奪われがちですが、意外と小学生レベルの国語を復習することで成績向上に結びつく場合が結構多いのです。

小学生の国語・・・・本当に大切です(ーー;)

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